
にらは、ユリ科の多年草で、非常に生命力が強い野菜。暑さにも寒さにも強いうえ、摘んでも摘んでも新葉が伸びて、1つの株から何回も収穫できます。




- 年間を通じて出回っており、栽培時期によって11月から3月までに収穫される冬にら、4月から10月までに収穫される夏にらに分かれます。秋から春が旬ですが、春先が一番美味しいとも言われています。

- 北海道から沖縄まで全国的に栽培されていますが、出荷され流通しているのは限られた産地のものです。収穫量は高知県と栃木県が圧倒的に多く、そして群馬県、千葉県、茨城県、宮崎県、大分県などが続きます。
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- 冬には身体を温め、夏バテにも有効と、まさにスタミナ野菜。
- にらの独特のにおいは、硫化アリルという成分によるもの。硫化アリルには、疲労回復を助けるビタミンB1の吸収を高める働きがあるので、ビタミンB1が豊富なレバーとの組み合わせはベストマッチなのです。さらに、新陳代謝を高め、血液の循環をよくする働きもあるので、体を温めるという効果でも知られ、常食すると冷え性や神経痛、しもやけなどにも有効といわれています。そのうえ胃腸や内臓の調子を整える働きもあり、食欲増進・疲労回復にも効果が期待できます。
冬には身体を温め、夏バテにも有効という硫化アリルに加えて、にらは、ビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、カリウムなども豊富に含んでいます。まさに「スタミナ野菜」の名にふさわしい、非常に有益な野菜といえるでしょう。
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- 「青にら」「黄にら」「花にら」、実は品種的にはみんな同じ。
- もっとも出回っているのは、葉の幅が広く、色が濃いのが特徴の「グリーンベルト」という品種で、一年中栽培されています。
また一般的なにらを「青にら」と呼ぶのに対して、「黄にら」と呼ばれる黄色いにらがありますが、これは品種としては青にらと同じもので、いったん収穫した後の株に黒いビニールをかけて光をさえぎる「軟化栽培」という方法によって作られます。もやしのように育てるので別名「にらもやし」とも呼ばれることも。香りは淡く、味わいが上品な「黄にら」は、高級な中華料理などに使われます。
その他、花が咲く前の茎とつぼみを一緒に食べる「花にら」などもあります。「花にら」は、シャリッとした独特の歯ごたえが特徴です。
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- 東アジアや日本では古代から栽培されてきた野菜です。
- にらは東アジア各地の山野に自生するユリ科の多年草で、中国では紀元前後から栽培されていたようです。日本においてもその歴史は古く、『古事記』『日本書紀』『万葉集』などにも、にらは登場しています。ちなみに『古事記』では加美良(かみら)または臭韮(かみら)、『万葉集』では久久美良(くくみら)と呼ばれており、この「みら」がなまって「にら」になったとの説も。
その当時から、整腸剤、風邪予防、疲労回復、強壮作用や殺菌作用の薬としても利用され、特に北海道や東北などの寒い地方では、体が温まり精力がつく野菜として重宝がられていました。
丈夫で栽培しやすく、年に何度も収穫が可能、さらに薬効もあるということで、長いこと各家庭の庭先で栽培されていたため、にらが店頭で販売されるようになったのは実は戦後になってから。戦後、一般家庭でも中華料理が作られるようになって需要が増えたことも、流通用の栽培が増えた要因といわれています。
また、こうして日本やアジア各国では古くから栽培されているにらですが、ヨーロッパなどでは好まれず、現在でもほとんど栽培されていないようです。
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- 日持ちしないので、早めにつかい切ってしまいましょう。
- にらの選び方のポイントとしては、葉の幅が広く、肉厚で、緑色が濃いものを選ぶこと。切り口が新しく香りが強いというのも、良品のポイントです。逆に、しなびたり折れたりしているもの、葉先が枯れているものなどは避けましょう。
あまり日持ちしないので、できるだけ早めにつかい切ることをお薦めしますが、使い切れなかった場合は、新聞紙やキッチンペーパーで包んだり、野菜保存袋に入れて冷蔵庫に入れれば、数日は保存できます。











